胸オペへの恐怖と「本気の悩みじゃないのでは」という苦しみ

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胸が存在し続けるのは不快だ。でも、手術は怖い。

切り取ってしまいたい。でも、手術は怖い。

先日診察を受けて以来、そう思うようになったのですが、余計に自分を追い詰める感覚が一つあるのを感じます。

白崎
白崎

本気度が低いせいでこんな考えが浮かぶのでは?

手術が怖いのは自分の悩みが「真剣な悩み」じゃないから?

性に違和感があります。自分が女性(肉体の性)とは思えません。男性の方が近いと思います。

ですが、手術が怖いです。

白崎
白崎

それは自分が本気じゃないからではなかろうか。

白崎
白崎

「非日常への憧れ」であって、障害じゃないんじゃなかろうか。

白崎
白崎

「何が何でも働いて費用を貯めて手術を受けよう」と思えないのも、自分の本気度が足りないんじゃなかろうか。

白崎
白崎

胸があることが苦痛だのなんだの言っても、恐怖や費用に折れる程度の弱い気持ちなんじゃなかろうか。

白崎
白崎

「その程度」の気持ちだったんじゃないか。

考えていて涙が止まらなくなりました。この世に生きる資格が無いと思いました。

「生きる資格が無い」は言い過ぎにしても、性の違和感で悩む資格は無いんじゃなかろうかと思いました。

白崎
白崎

悩んでるって言っちゃいけないんじゃないか。悩んでるうちに入らないんじゃないか。決意が無いんじゃないか。逃げ道にしたかっただけなんじゃないだろうか。

そんなことを考えてしまって、苦しくてしょうがないです。診察から帰宅した翌日は、こう考えてボロ泣きしていました。

診察を受けて、手術が身近になって、現実味を帯びた

診察を受ける前までは、手術に恐怖を感じたことはありませんでした。「取っちゃいたい」と平気で思っていましたし、胸オペ体験記を読んでも「いいな~私も取りたいな~」と思っていました。

ところが、診察を受けた後からは手術に対して恐怖心を感じます。

おそらく、その理由は、医師に

医師
医師

札医大でも保険適用の手術はやっていないから、どうしても胸を取りたいなら診断を待たずに美容整形で取ってくるのも手ですね。

と言われたからだと思います。

私には長年「手術は診断を受けてから」という思い込みがあり、その診断が遠い未来の話でいつになるかわからなかったので、手術が現実味のないものだったのだと思います。

それが今すぐにでも受けようと思えば受けられるものになったことで、現実味が強くなり、今まで考えることができなかった恐怖感が湧き起こったのではないかと思っています。

まとめ:「恐怖」と「自分の悩みが軽いのでは」という二重の苦しみ

このような感覚になるとは想像もしていませんでしたが、恐怖で手術に全力で向かえないのは自分の悩みが真剣なものではないんじゃないかと思ってしまい、非常に苦しい状況です。

胸オペ経験談のブログをまとめようと思っていたのですが、今は恐怖で体験談を直視できないので、その作業はまた後ほどにしたいと思います。

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書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。性別不合(トランスジェンダー・FtM)でもあります。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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