動物的本能として「子どもを望む感覚」の話。別に子育てはしたくない

当サイトではプロモーションを利用しています。

FtM/FtX
この記事は約3分で読めます。

先日、私の動物的本能がオスであるという記事を書きました。その話に付随して、「子どもがほしい」という動物的本能の話をします。

一般的な「子どもを望む感覚」(想像)

一般的に、子どもを望む感覚はどういうものなのでしょう。私の勝手な想像と推測によると、こういう感じでしょうか?

  • 子どもが好き(本能?)
  • 子育てをしたい(本能?価値観?)
  • 愛する人との子ならほしい(本能?)
  • 夫婦になったら子がいるのが当たり前(先入観)
  • ある程度の年齢になったら結婚して子を持つのが当たり前(先入観)
  • よくわからないが妊娠したい・させたい(本能)
  • 子どもがいないと世間におかしいと思われる(先入観、価値観)
  • 妊娠を拒む理由が無いので、したなら産む(価値観)

「子どもが好き」「子育てそのものがしたい」という人たちは養子で満足するのでしょうね。

子どもが好きで育てたいというのはある意味では本能的でもあり、別の意味では極めて理性的ですよね。

成熟した大人が「子育てをしたい」と思った末に夫婦となって子が産まれるのは、本能に根ざした自然な行動と思います。結婚に適した年頃になると子どもが可愛く見えてくるという話もあるくらいです。

一方、自分の遺伝子を継いだ子でなくても育てる動物も、いるにはいますが、あまり可愛がらないケースのほうが多い気がします。ですが養子であっても実子かのように愛情を注ぐ人たちもいますよね。そういう意味で極めて理性的で人間的な選択肢と思います。

世間体や自分の先入観などを理由に子どもを望む人や、セックスや妊娠を拒む理由が無いので結果的に産んだだけの人、というのも一定数いるかと思います。

私の「子どもを望む感覚」

私も子どもはほしいのですが、その考え方はどうも結構独特のようです。私が「子どもをほしい」と思う感覚について詳しく書くと、

  • 私の子を産んでくれる人がほしい
  • 自分とパートナーの遺伝子を継いだ子が世に生まれてほしい
  • パートナーがいなくても自分の実子がほしい
  • 自分の子である以上、自分が子育てするのは自然かと思うが、子育て自体はそれほどしたいわけではない(「しても構わない」程度)
  • 育てるのは自分でなくてもいいと思っている

という感じで、我ながらおよそ人間らしくない感覚です。100%本能では? ウイルスか何かかと思うレベルで遺伝子しか考えていないですよね。

ただ、今よりも遥かに子どもがほしかった頃は、同時に自分の手で子育てしたくて「こういう風に育てたい」と語っていました。今は子どもがほしいにはほしいけれどほぼ諦めているので、「育てよう」という意志が無いのかもしれません。

自分が女の体で、「自分が産む以外の方法で」パートナーとの実子を望むって現実味がなさすぎるんですよね。一番可能性があるのは「パートナーが男性で、代理母出産」でしょうか。でも私は男性との恋愛は例外的にならありえますが、基本的に恋愛対象は女性なので……なんかいろいろ無理があるんですよね。

まぁでも自分の遺伝子を継いだ子がほしいのは事実なので、「生殖能力を捨てて性別適合手術」はちょっと惜しい気がします。パートナーなんかいないんですけどね。

まとめ

  • 子どもを望む感覚にはいろいろなケースがありそう
  • 私が子どもを望む感覚は、我ながら人間離れした妙な感覚
  • 私が実子を持てる可能性は極めて低いと考える
白崎
白崎

夢見るだけなら自由だよね……。女性と結婚して、その女性が私との子を産んでくれて、その家庭で父として暮らしたかった……。

FtM/FtX
読んだ甲斐がありましたらシェアしていただけると嬉しいです!
書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。性別不合(トランスジェンダー・FtM)でもあります。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

白崎矢宵(やよい)をフォローする
著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です!

母との共著の本「アスペルガーだからこそ私は私―発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々」生活書院様より発売中です。
以前書いていたブログ「他者と私とアスペルガー症候群」の記事を抜粋し読みやすく書き改めたもので、6年近い自己分析の集大成です。
母から見た生育歴、母と私のすれ違いを解消した記録もあります。自閉スペクトラム症の子と定型発達の親のすれ違いが両方の視点から読める本です。

タイトルとURLをコピーしました