介護用の手動昇降テーブルで、自分向きのデスクの高さを模索してみた

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雑記
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我が家は数年前に中古住宅に引っ越してきたんですが、その家には家具が色々残されていました。

そのうちのひとつが介護用テーブル。天板が人の胴体の形にくぼんでいて、高さは手動で昇降可能な代物です。似てる商品としてはこんな感じの……。

このテーブル、長年使い途がわからなかったんですが、ふと思ったんですよ。キーボードとマウスをそのテーブルに置いたら適切な高さにできるんじゃないかって。それにデスクの下にもしまえるかもしれない、と!

現在の椅子に対する適切なデスクの高さを確かめてみた

正しい姿勢とはどんなものかを解説している記事はいろいろあるんですが、丁寧に解説されていて参考になったのがこの二つの記事です。

これらの記事から読み取るに、良い姿勢の重要ポイントは

  • 足の裏全体が床にしっかりつき、かかとまでしっかりと体重がかけられること
  • 肘、膝が90度になること

だと思います。(細部まで挙げるとまだまだあります)

今使っている椅子は数千円で買った中古品です。座面高の正確な測り方がよくわからないのですが、座面の低いところは38cm、高いところは40cmといったところです。床にかかとは一応触れるんですが、べったりついているという感覚ではなく、数mm浮いている感じがします。素足で足の裏に体重をかけることはできないので、室内履きの靴を履いて高さ調整をしています。

その状態で、天板に手の平をくっつけたときに腕の骨が直角になる高さを確かめてみたところ、だいたい65~66cmぐらいのようでした。(室内に鏡を置いて確認しました。)

介護用テーブルの高さを模索してみた

よさそうな天板の高さを把握したところで、いざ、キーボードを置いて打ってみました。

初めは腕が天板にくっつく高さだったので、肘まで天板に支えてもらえる形になっていて、肩や腕の疲れが軽減されるかも……と思ったのですが。次第にデメリットがわかり始めました。

それは腕が天板につくと、姿勢の維持が難しくなることです。つい腕に体重をかけてしまうんです!

なので腕は天板に対してはちょっと浮いた状態が正しそうです。

ですが、腕が完全に浮いていると肩の負担があるので、つまりアームレストはこのために必要なんですね……。

長年ずっとアームレストの無い状態でキーボードを打っていました。なぜってキーボードスライダー愛用だった上、椅子に肘掛けがついていないから。でもやっと実感しましたよ! アームレストの必要性を!

どうしたらいいかなと考えた末、天板の逆U字の出っ張り部分に畳んだタオルを置いて、擬似アームレストにしてみました。

しかしながらちょうどいい高さに調節するのが案外難しいです。その上、微妙な姿勢の変化でも適した高さが変わる感じがします。

柔軟な高さ調節ができるアームレストの必要性をひしひし感じました。

椅子のアームレストの代わりになるかもしれない商品

椅子にアームレストがない上、柔軟な調整ができるアームレストがついた椅子はなかなか高額。

安価で代替できる商品はないのかなと探してみたところ、デスクに取り付けられるアームレストを発見しました。

腕に合わせて動くのは、マウスを使う側の腕にはいいかもしれないですね。

マウスを使わない側の腕は、常に固定でいいと思うんですけど……。

デスク天板に後付けする大型リストレスト

長方形の天板でも、くぼんだ天板に腕を置くかのような形にできる後付けリストレストもありました。

引っかけるだけの簡単設置耐荷重15kg! 高さ1.5cmだそうなのでデスクの高さ調整が必要になるかもしれませんが、リストレスト兼用なのは良さそうです。スタンディングデスクで立ち作業するときにも使えそうですし。まだ使ったことはないんですけど、興味があります。

でもうっかり寄り掛かったら壊れるかもという不安はありますね、耐荷重10kgのキーボードスライダーにヒビを入れたことがあるので。

なお、こういうデスクにつける形のアームレストが椅子のアームレストとどう違うかは、椅子のアームレストを肘置きとして使ったことが無いのでコメントできません。使えるアームレストがついている椅子に座ったことがないんです……。肘置きって低すぎない? あと遠すぎない?

電動昇降デスクが切実に欲しくなった

この調整をしてみてからというもの、手動昇降テーブルをマウス・キーボードを置くためのサブデスクとして使っていますが、切実に思いました。

白崎
白崎

電動昇降デスクがほしいよー!

なんでって、

  • 手動昇降テーブルは繊細な高さ調節がしづらい(mm単位など)
  • 手動昇降テーブルはこまめな高さ調節もしづらく、一度高さを決めたら多少合わなくてもそのまま使うことになる
  • しかし適した高さを把握するためだけでも何回も高さ調節をして試してみる必要がある
  • 電動昇降デスクのレビューによると、体調に合わせて柔軟な上下ができる点を評価する声もあった

電動昇降デスクはスタンディングデスクとセットで語られることが多く、「立って使うわけじゃないなら電動昇降デスクは不要」みたいな論調も見かけるのですが……。

座り作業オンリーだとしても、電動昇降デスクはきっといい買い物だと思います。特に、趣味であれ仕事であれ、長時間のデスク作業をする方!

キーボード作業と書き物作業でも適したデスクの高さは変わるという情報もありますし、絵を描く方も板タブ派なら書き物作業向けの高さになるのではないかと思うので。

多分、体型の変化などでも適したテーブルの高さって変わりますよね。腿の厚みで座高が変わるはずです。

デスクの高さは柔軟に調整するものなんじゃないかなと思いました。

いつかFlexispot E7が欲しい

さまざまな電動昇降デスクの情報を見比べた結果、いつか買おうと決心したのがFlexispotE7です。

このデスクはコスパと性能のバランスが良いと高評価なのに加えて、脚のみの最低高が58cmと低身長の味方なんです!(これに天板の厚みが加わるため、実際の最低高は60.5cmほど)

さらにカグスベールというアイテムを使うと、最低61cm程度の電動昇降デスクが完成するようです。

詳しくはこちらの記事が参考になりました。購入の際は試してみたいと思います。

なお組み立て方法も同じブログのこちらの記事を参考にして挑戦してみたいと思っています。なぜって私は結構DIY志向なので……!

まとめ

  • 手動であっても昇降デスクはあると便利
  • アームレストは必要なものだと実感した
  • デスクの高さは一度決めて終わりではなく、柔軟に調節するものなのかもしれない

机と椅子はこだわり始めると沼みたいなんですけど……。10万円未満で良いものを見つけたいと思っています。それでも私にとっては充分に高額な買い物なので……!!

白崎
白崎

それ以上のお金をかけるよりは手術費を都合したい……。

雑記
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書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。性別不合(トランスジェンダー・FtM)でもあります。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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