マネーフォワードクラウド確定申告を昨年からお試し利用していました。
- 年間仕訳50件までは無料
- プライベートで使っているのがマネーフォワードME
これら2つが「まずマネーフォワードを使ってみよう!」と思った理由です。
ですが結論から言うと、マネーフォワードクラウド確定申告だけで確定申告書を完成させることはできませんでした。マネーフォワードクラウド確定申告で作成した会計データを元に国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で完成させました。
マネーフォワードクラウド確定申告の良さ
まずはいいところから。マネーフォワードクラウド確定申告は、そこそこ操作がしやすく、わかりやすいです。自動で仕訳してくれる機能もあるため、深く考えずに仕訳できる場合も多いです。
また私の場合はマネーフォワードMEとの連携が可能な点が大きな魅力です。
当時はクラウド確定申告ではスマホからの仕訳ができなかったので、ひとまず個人でMEにスマホから入力しておき、PC前でクラウド確定申告から読み込んで仕訳という作業をしていました。
私は今のところごくごく小規模な個人事業主なので、事業主借り・貸しが多くなりがちなのですが、その点は「マネーフォワードMEに事業周りの収入や支出もとりあえず入力しておき、あとで仕訳」とするとかなりラクでした。
(※2020年2月下旬からはiOSスマホで仕訳が可能になりました。Androidは近日対応だそうです)
年間仕訳50件までは無料なので、取引数が少ないうちに試用するのもいいですね。私はそうしていました。
そしてメイン機能である青色申告に必要な会計書の自動作成も非常に便利でした。そこがメインなので当たり前なんですけれども!! 初めて作るので大助かりでした。
国税庁ホームページで一番わからなかった点が青色申告の控除額の記入だったので(収益が控除額下限を下回っていた)、それを解決してくれたマネーフォワードクラウド確定申告は輝いて見えました。
使ってみて感じたマネーフォワードクラウド確定申告の難点
とはいえ難点もあります。
- 自動仕訳があっても結局調べる
- 収入源が多数あると記入しづらい
- 医療費控除の入力は国税庁ホームページが一番ラク
自動仕訳機能はありますが、自信を持って選択するためには結局は自分で調べなければならないので、その点はあまり意味がないかもしれません。
また自営業の業務内容にもよるでしょうが、私の場合はどう仕訳したらいいのかわからないものが多く、クラウド確定申告内で解決できずに自力で調査する時間が多くなりました。
もうひとつの難点は、私は収入源があちこちに点在しており収入について書く欄が別紙となります。その入力がクラウド確定申告ではわかりづらく、結局国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作りました。
そして最大の難点は医療費控除。私は収入が少なく医療費が多いので、医療費控除額がかなり大きくなります。なのですが、マネーフォワードクラウド確定申告で医療費控除について記入する方法がよくわからず、こちらも国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使用することになりました。
そして国税庁ホームページで記入するほうがラクだった項目もあり、過去2年分は国税庁ホームページで書類を作って白色申告していたので、慣れもあって最終的に国税庁ホームページで確定申告書が完成しました。
来年どうするかは考え中
マネーフォワードクラウド確定申告は、普段使っているマネーフォワードMEとの連携機能は便利なのですが、単体で確定申告を済ませることはできないため、来年も使うかどうかは悩んでいます。
また私は収入は少額でも取引件数が多いため、1年通して使えば月額料金が必要になると思います。
2月だけ有料プランを支払って一気に仕訳してしまい、「会計書作りだけ」と割り切って使用する手もあるのではないかと思っています。
普段からコツコツ仕訳しておくといざというときにラクなのですが、コストの兼ね合いもあり、私の場合は少し難しい気がします。
試しに使ってみたい方はぜひ使ってみてください! 年間50件までは無料でお試しできます。2020年6月2日(火)からは個人事業主向けプランが大幅値下げ!