さほど熱心ではないとはいえ、クラウドソーシングサービス3社に登録して何ヶ月か働いてみているので、ざっと感想を書いてみます。
クラウドワークス
クラウドワークスは初めて登録したサイトです。ここからクラウドソーシングを始めました。メッセージ機能が使いやすく、クラウドソーシング初心者でも案件の応募がしやすいので、初めての人にはおすすめのサイトです。
2017年10月からささやかに続けているのですが、いくつか案件をこなすと、スカウトもかなり来ます。
難点は怪しげな案件が非常に多いこと。案件を探していると規約違反と思われる募集がたびたび見つかり、案件を探しているのか通報作業をしているのかわからなくなります。それとライター募集がかなり多いので、ライター以外の案件を探している人は案件が見つかりにくいと感じるかもしれません。
手数料
クラウドワークスの利用料は無料ですが、報酬にシステム利用料が含まれるため、契約金と実際に受け取るお金にはかなり差がでます。また銀行振込で受け取る際には振込手数料がかかります。私のように報酬が少額の場合は特に響いてきます。
システム利用料
- 「10万円以下」の部分:契約金額の20%
- 「10万円超20万円以下」の部分:契約金額の10%
- 「20万円超」の部分:契約金額の5%
振込手数料
- 楽天銀行 税込み100円
- 他行 税込み500円
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークスの案件に不満が増えてきたので追加で登録しました。案件への提案という形で応募するので、クラウドソーシングに慣れていないと敷居が高く感じます。
また案件への応募条件が厳しく決まっているものがあり、最初のうちはタスクをたくさんやるところから始まります。(道筋がはっきり決まっているとも言えますが)
月収目標を設定でき、目標達成のために何件くらい案件をこなせばいいのかの指標を表示してくれるので、働きやすいかもしれません。怪しげな案件も少なく、通報しなきゃと思ったことは今のところありません。
手数料
ランサーズは登録は無料ですが、クラウドワークスと同様に手数料がかかります。
システム利用手数料
契約金額(税込) | 利用手数料 |
20万円超部分 | 5% |
10〜20万円部分 | 10% |
10万円以下部分 | 20% |
振込手数料
クラウドワークスと同様です。
- 楽天銀行:税込み100円
- 他行:税込み500円
VALT JAPAN
VALT JAPANは障害者向けのクラウドソーシングサービスということで登録してみました。案件は非常に少なく、チャットワークのグループに紹介されます。それに応募する形です。案件は少ないですが、先方から案件の紹介をチャットワークに流してくださるので、探す手間が省けて良いとも言えます。
案件こそ少ないのですが、話す相手がVALT JAPANの方々だけなので、人見知りの方でも気軽に働ける可能性はあります。案件に応募し依頼主の方と直接交渉するのが苦手な方は、こういうサイトを検討してもいいかもしれません。
また仕事をするためのワークシートが非常に丁寧なので、仕事に慣れていない方でもスムーズに作業ができると思います。
「NEXT HERO」という仕事データ&体調データを顕在化するシステムを開発中らしく、企業勤めの難しい障害者が働ける可能性を模索している会社のようです。
案件が少なく、支払いまでいった前歴がないので、手数料等はわかりません……。クラウドワークスやランサーズと比べ、不透明な部分が多いのが難点かもしれません。
ココナラ
+αとしてココナラをご紹介します。クラウドソーシングとは少し違うかもしれませんが、自分のスキルを売り買いできるサイトです。「お手伝い」や、占い、カウンセリング、ゲームの攻略解説などのサービスのやりとりができます。仕事というほど重くないものもあるため、気軽に挑戦したい方にはいいかもしれません。
相談電話サービスを提供することもできるので、人の相談に乗りたい人などはココナラは最適かもしれません。
匿名でのやりとりが可能なので、本名を明かさずに取引したい方にもよさそうです。趣味でやっていることを実益につなげていきたいときなど、取っかかりによさそうだなと思って出品を検討しています。
手数料
ココナラの難点は手数料です。なんと25%もとられます。といってもクラウドソーシングサイト各社が20%なので、そんなに変わらないでしょうか。
トークルームごとの販売総額 | 手数料率 |
---|---|
1円〜5万円以下の金額部分 | 25%(税別) |
5万円超〜10万円以下の金額部分 | 20%(税別) |
10万円超〜50万円以下の金額部分 | 15%(税別) |
50万円を超える金額部分 | 10%(税別) |
振込手数料
振込手数料は一律160円です。ただし、3,000円以上の振込の際は無料になります。
登録しようか検討してやめた障害者向けクラウドソーシングサービス
障害者向けクラウドソーシングサービスは何社かあるのですが、検討した末にやめてしまったところのほうが多いです。
サニーバンク
サニーバンクは登録しようかかなり悩みましたが、案件は少なそうだということと、株式会社仙拓の佐藤さんが関わっていることもあり身体障害者向けなのかなと思ったのとで、今のところは登録を避けています。
チャレンジドメイン
チャレンジドメインは案件があるのか謎すぎて登録していません。株式会社仙拓の佐藤さんがこちらにも関わっているので、サニーバンクとチャレンジドメインは何の差があるのかと疑問に感じ、結局どちらにも登録していません。
まずどこに登録するのが良いか?
クラウドソーシングを始めるのには、まずクラウドワークスかランサーズから始めるのが良いのではないかと思います。
目標金額を定めやすいランサーズ、メッセンジャーアプリ風にやりとりができ気軽なクラウドワークス、どちらもそれぞれ魅力があるので、試しに登録してみるのもいいのではないでしょうか。
匿名で気軽に始めたい方、売りたいスキルがある方、相談に乗るサービスをしたい方などはココナラもおすすめです。