母が死後のことをときどき話題にするので、私は「遺言残してね」「終活ノート買って書いてね」と言っていました。そうしたところ、母は「親心の記録」と「まごころの記録」を入手してきました。
「まごころの記録」は定価1,000円のエンディングノート(終活ノート)で、ごく普通のものかと思うのですが、特筆すべきは「親心の記録」です。これは障害のある子のことを支援者に向けて書き残しておけるエンディングノートなのです。
「まごころの記録」はエンディングノート
母が同時に入手してきた「まごころの記録」は、定価1,000円のエンディングノートです。目次はサイト上にもありますが、このような感じです。
こちらについては普通のエンディングノートなのかなと思っていますが、A4判で大きいので、記入しやすいと感じる方もいるかもしれませんね。
エンディングノートは、自分が死んだ後に家族に負担をかけないための記録を残せるノートです。遺産は少額のほうがかえって分けづらくて揉めるのだとか。葬儀に関しても、故人がどうしてほしいと希望を残すのと残さないのとでは、遺族の負担は全く違います。
祖母は葬儀の希望をはっきり残してくれていたから、亡くなった後、考えることが少なくて済んだ……。
「親心の記録」の簡単な紹介
「親心の記録」は障害のある我が子のことを詳しく書き残せるノートです。
目次はこのようになっています。子(障害者)の生活の様子、配慮が必要なことなどを書き残すことができます。
- 知的障害がある
- 介助が必要
- 人見知りが異常に激しい
- 理解されづらい持病がある
など、親として「自分が亡くなった後、この子はどうするのだろう」と不安に思ってしまうお子さんをお持ちの方は、こういうノートがあるとかなり安心できるのではないかと感じました。
日本相続知財センターに申し込んで入手することができます。冊子自体は無料ですが、送料は申込者の負担です。原則として団体宛に配布しているそうなので、障害を持つ子の親の会などにご参加されている方は、団体にとりまとめていただくのが良いかと思います。
買ったと思って、ぜひ、ご寄付を!
「親心の記録」は無料で入手できますが、寄付を受け付けています。
クラウドファンディングをされていますので、抵抗がない方はぜひクラウドファンディングにご協力を。
口座振込で寄付することもできます。こちらのページの下のほうに寄付金の送り先が記載されています。
エンディングノートの一般的なお値段は1,000円前後です。障害のある家族について特別に書き残せるページがある市販品はほとんど無いように思います。エンディングノートを買ったと思って寄付すれば、さほど寄付の抵抗感もないのではと思いますが、いかがでしょうか。
まとめ
- エンディングノートで自分亡き後の家族のために備えよう
- 障害のある子のことを書き残し、安心しよう
人がいつ死ぬかは誰にもわからないことです。備えておいて損をすることはありませんね!