ホルモン療法開始から7週間経ちました。4本目を打ってから1週間ほどです。
注射の痛みなどについては前回書いたので、その後のことをいろいろ。
注射後のかゆみについて
看護師さんに伝えたところ、エタノールでの清拭をやめてもらったのですが、やはりかゆくはなりました。ただ、かゆみと腫れはエタノールを使ったときより弱かったように思います。
普段、注射時にエタノールで拭いてもかゆくなると感じたことはなかったのですが、ホルモン療法だけは何かが違うのかもしれません……?
もうしばらく様子見が必要そうですね。
ホルモン療法による変化
前回の記事から今回までで、ホルモン療法による変化だなと思うものは、
- 性欲の変動
- 「自分は男性だ」という認識の強まり
- 胃の容量が明らかに減った
このあたりのように思います。
性欲の変動について
前回「性欲亢進ってこのことかも?」という話を書きましたが……。実は前回の記事の前後2週間ぐらい、心身の不調により運動ができていませんでした。
そうしたら、運動ができなくなって1週間あたりの時点で性欲が爆発しました。気が狂ったかと思いました。幸いにもおかしかったのは1日だけだったのですが、性欲亢進で困っている方はああいう状態が何日も続いているのかもしれないと思いましたね……。あれが何日も続いたら正気を保てないです。やはり運動で抑えられている部分はあったようですね。
その後、心身の不調が強まったせいか、性欲は亢進どころか無に。ホルモン療法をしていようが健康のバロメーターなのは変わりないようです。精神科でも初診時必ず確認しますもんね……性欲の有無……。
不調ながら運動もメニューを減らして再開できたので、今後はあのようなことは起きないと思いたいです。
男性ホルモン療法を行って性欲亢進で困っている方は、少しでもいいので運動してみましょう!
「自分は男性だ」という認識の強まり
ホルモン療法を始めてからなんとなく感じていたことではあるのですが……。
「自分は男性だ」という認識が強まってきたように感じます。
自分の体に妊娠機能がついていることが耐えがたい苦痛に感じますし、その他にもいろいろ、自分は男性なのだという認識を持って行動する機会が増えました。
声の変化なども影響しているのかもしれませんね。違和感が減ってきて助かっています。
胃の容量が明らかに減った
以前もちらっと書いたことですが、胃の容量に限界がはっきりできた上、それが以前と比べてかなり少ないです。
ホルモン療法を始める前は、食べようと思えばいくらでも食べられたんですよ。それに食欲がなくても食べ始めたら食べられる上に平然としていることも多かったんです。
ですが今は、おやつを食べすぎると食事が喉を通らなくなり、それでも無理して食べると胃が苦しくなって身動きが取れなくなります。
以前の感覚で食べてはいけない……。
これが一過性のものなのか、ホルモン療法を続ける限り続くのかはわかりませんが、以前より健康的な状態だとは感じます。
以前は食べ物があればあるだけ食べてしまう部分があり、間食に歯止めをかけるのに苦労していて、ものすごく困っていたんですよね。満腹中枢がおかしいのかとか、衝動の抑制が効きにくい状態なのかなとか悩んでいました。
それがホルモン療法をきっかけに変わったのはとても不思議です。この状態を好ましく思う反面、異様に食べられず食事を残す日もあるので、食事だけは安定してちゃんとできたらなあと思いますね……。
心身の不調について
上のほうにもちらっと書きましたが、現在、心身が不調の状態です。なんとなく気が滅入ったり、気分が沈んだり、体が怠くて身動きできない日があったりします。
これがホルモン療法の影響なのか、季節性あるいは気候由来のもの(日照時間の減少、気温の乱高下)なのかはよくわかりません。ホルモン療法に伴って更年期障害のような症状が出る人もいるらしいんですよね。今の状態が更年期障害のようなものかというと、それもよくわからないのですが……。
近々かかりつけの地元の精神科受診予定があるので、診察のときに話してみます。
まとめ
- 注射のかゆみはエタノールを使わなかったら少し軽くなった?
- 性欲はホルモン療法をしていても健康のバロメーター
- 「自分は男性」という認識が強まった
- 胃の容量が激減し、以前と同じ感覚で食べることはできなくなった
- 心身が不調気味。原因ははっきりしない
ホルモン療法を始めて早くも2ヶ月ほどが経ちました。あっという間ですね。2週間に1回の注射をする生活は大変なのかなと思っていましたが、当初の予想よりは楽です。
年末年始で少しスケジュールがズレそうなのが今から心配です。