完全に体調を崩していました。過集中も凄まじかったのですが、それと同時に、異常猛暑にも襲われていました。
異常猛暑であまりゆっくり眠れず、気力と体力を奪われ、過集中に抵抗できずにのめり込み、過集中がまた気力と体力を奪い……の悪循環でした。
ともすれば躁的な感覚もあるくらいの過集中ですが、対象がなくなればすっと凪ぐので、やはりあくまで過集中なのでしょう……。躁はそう簡単には消えませんからね。
発達障害の情報を求めると、「過集中=2、3時間で終わるもの」という情報が多いのですが、これはあくまでADHDのケース。私の場合は自閉スペクトラム症に由来するため、過集中は確実に数日は続き、2~3週間ぐらい続くのは普通です。過去最長は2ヶ月です。
長い過集中が引き起こす問題
過集中には様々な問題があります。
- その他のことがおろそかになる
- 健康、安全などにも意識が向かなくなる
基本的な問題点は上記の二つかと。これは短時間でも問題ですね。他にやっていたことを完全に忘れ、過集中の対象にだけ没頭し、健康や身の安全などまで忘れ去ってしまう。「過集中している間に小火が起きていた」「過集中して食事や睡眠を忘れた」などもよく聞く話です。
これが長く続くとどうなるかと言いますと……
- 休息を忘れるため、回復できないまま疲労し続ける
- 過集中状態でエネルギーがあるため、集中対象には全力を注げる
- 食事・睡眠・身体衛生などを長期間おろそかにするため、健康上の問題が起こりえる
- 学業や仕事、人間関係なども一切無視してしまう
このような感じで完全に生活に支障が出ます。「これぞ障害」と言いたくなる現象です。
過集中からなぜ逃れられないのか?
過集中から脱出できないのは自分の意志が弱いのだろうか……?
脱出しなければいけないのはわかっていますし、他の何もかもを捨てて過集中対象にだけ時間を捧げていいはずがないのも理解しています。ですが、なぜか抗えない。本当になぜなんでしょう。
過集中脱出のきっかけはいろいろありました。
- いつも通り来る業務時間
- 食事、トイレ、睡眠の時間
- 外出の予定
- 仕事の予定
などなど。あったのです。あったはずなのです。
業務時間はいつの間にか何もしなくなっており、食事・トイレ・睡眠はしましたが最低限で終わり、病院に行く予定はいつの間にかすっぽかしており、仕事の予定は(自発的な業務だったのと、告知前だったこともあり)完全に忘れてそのまま流れました。
唯一、友人との約束はあってそれには行きましたし、ちゃんと身を入れて楽しみましたが……またすぐそのあと過集中が再開しました。
てごわい。てごわすぎた……。
- やらなければいけないことがあるのはわかっているが、どうしても集中対象から意識が離れない
- 頭を切り換えて別のことをしようとするが、うまく切り換えることができない
- 手も足も出ない状態。過集中対象に向かうしかない
私が過集中から逃れられずにいるときは、上記のような状態です。誰かが脱出させてくれるなら、ぜひ脱出させてほしい……そんな状態です。自分自身しんどいのです。
ADHDの過集中から抜ける方法は、「タイマーで気を逸らす」「パソコンの電源を定時に必ず切れるようにする」などあるようなのですが……。ADHDの方は集中が長時間続かないので、それで切れるのですが、私のような長時間持続型の過集中はそれでも続き続けてしまいます。どう断ち切ればいいんでしょうね……。
まとめ
- 過集中は、生活の支障となる
- 過集中から抜け出すのは非常に難しい
- うまく断ち切る方法が見つけ出せない
何か良い脱出方法があるといいのですが、今のところ発見できません。過集中には本当に困らされます。途方に暮れます、本当に。