他人が抱く「自分への思い」を知る苦痛は、想定外の出来事だから?

自閉スペクトラム症関連
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過去、ネット上の付き合いにおいて、人から3度ほど強い執着を持たれたことがあります。うち二人は私を恋愛感情として好きだと言ってくれていて、一人は友情だったそうです。

その人たち全員と、今は付き合いがありません。様々なトラブルの末に絶交しました。

個別のケースを詳しく言うことは避けますが、それらの過程でひとつ気付いたことがあります。

私は、他人が抱いている「私に対しての思いやイメージ」を知ると苦痛を感じることがあるのです。良いイメージでも、悪いイメージでも、です。

かつてブログを辞めたのも「他人の頭の中」が怖かったから

以前もnoteに書いたのですが、かつてブログを辞めた理由のひとつは「自分の思ったこと、考えたことを不特定多数に公開している状態が気持ち悪くなった」でした。

そのときにnoteには、以下のように書きました。

「良くても悪くても、自分の知らない場所で何か言われたり思われたりしているのがイヤ」なのです。私は見通しの悪い状況が非常に苦手なので、人の頭の中という察知しようのない場所も苦手なのかもしれません。

以前やっていたブログ「他者と私とAS(アスペルガー症候群)」を閉鎖した理由・その裏話

これが「他人が私に対して抱いているイメージを知ると苦痛」ということなのではないかと思うのです。

見通しが立たない状況が苦手。

つまり不透明な状況想像が及ばない状況が苦手。

だから他人の頭の中で起きていることは苦手。

臨機応変にするのが苦手。想定外の出来事が起きると良くても悪くてもパニックになる。

だから人の勝手な思い込みを知らされることに苦痛がある。

こういうことなのではないかと思います。

想定外のイメージを期待されることの苦痛

今までの人生で恋愛感情を伝えられたとき、その人の想像している「私像」が、私自身が認識しているものかなりかけ離れていることがたびたびありました。

恋なんてそんなものなのかもしれませんね。大部分が自分の勝手な思い込みで、その思い込みを好きになるのかもしれません。

ですが、私はそれを伝えられることが苦痛でした。

白崎
白崎

今思えば、「勝手な理想像を押しつけてきて、その通りにしないとヒステリーを起こして私を逆恨みする人」ばっかりだったな……。

「自分の思いこんでいる自分像」に対し、異なる解釈をされ、その姿を強く期待されることが、私にとってはかなりの苦痛のようです。

誰でもこういう苦痛はあるのかもしれませんが、どうも私は人からの気持ちを割り切るのが下手なようです。

ことに恋愛感情や執着的な友情になると、相手の中には「相手が思い込みで歪めきった私像」があると感じることが多く、それが非常に負担でした。好意を抱いてもらうこと自体は嬉しいのですが、それを元に相手が暴走していくのが怖いし不快なのです。

暴走というほどでなくても、

  • 私の思い込みと異なる解釈を相手が勝手にしていること
  • その解釈を正しいと思い込んで私に接してくること

に関しては、日常生活ですらかなりのトラブルになります。

私が価値観の押しつけを嫌い、避けようとするのは、根底にこの感覚があるのかもしれません。

著書を書いたことに関してのトラブル

何度かお知らせしていますが、私には著書があります。こいつがまた、この記事のテーマからするとトラブルメーカーです。

この本があるがために、私の認識とは異なる思い込みを持って接してくる人は余計に増えてしまいました。詳しくは以前noteに書いたので割愛しますが、そういったことを私が非常に苦手なのは出版後に判明した事実でした。

この苦痛を割り切るためのアイディア

他人に予想外に悪く思われていることが不快な人は多いのではないかと思いますが、私の場合、予想外によく思われていることもまた不快な出来事になってしまいます。

そのため、人の意見を知る機会を極力避けて、noteもブログもコメント機能は原則オフにしています。

ですが最近はTwitterを始めたので、以前よりも「他人の頭の中」に触れる可能性が増えた気がします。なので、この苦痛を割り切る手段が必要ですね。

現時点で考えていることは、「人は人、自分は自分を貫く」です。

  • 相手がどう思っていようと、それは相手の考え。私の考えは私の中に別途存在する。
  • どちらも思想・信条の自由だから、どちらが悪いということもない。
  • 納得できない感想を持たれても、「あなたはそう思っているんですね」で済ませる。

こういう風に考えると、いくらか楽になれるんじゃないかと今は予想しています。

今後どうしても割り切れなくなったときには、以下のような対策をとってみたいと思います。釈然としないと思ったときにやる手法です。

  • 自分がどうして不快に思ったのかを考えてみる
  • 自分が感じる不快さを紙に書き出してみる(もしくは自分専用のメモ)
  • 割り切れない気持ちは、信頼できる人に話を聞いてもらう

まとめ

  • 「他人の頭の中」は想定外のものに溢れている
  • 想定外のものは、良くても悪くても負担になる
  • 人は人、自分は自分。何を思おうと個々人の自由だと考えて割り切りたい

自分を楽にしてくれるのは結局自分自身ですね。

こちらは「価値観の押しつけを避けたい」と思い、互いに尊重し合うために意識していることを書いた記事です。

書いた人:
白崎やよい

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。30代です。肉体の性別に違和感がありFtXなのではと思っています。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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母との共著の本「アスペルガーだからこそ私は私―発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々」生活書院様より発売中です。
以前書いていたブログ「他者と私とアスペルガー症候群」の記事を抜粋し読みやすく書き改めたもので、6年近い自己分析の集大成です。
母から見た生育歴、母と私のすれ違いを解消した記録もあります。自閉スペクトラム症の子と定型発達の親のすれ違いが両方の視点から読める本です。

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