ジェンダークリニック通院記録 婦人科の検査を受けました

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去年の4月からジェンダークリニックに通っています。現在は精神科医1人目の診断が出た状態です。

今回、婦人科の検査を受けました。婦人科の検査がなぜ必要かというと、性分化疾患の可能性がないことを確かめるためです。

検査内容は

  • 子宮・卵巣の超音波検査
  • 乳房の検査(目視のみ)
  • 血液検査(遺伝子・ホルモン検査)

の3つで、だいたい1時間程度で終わりました。

予約をとるほうが大変でしたが、予約のほうも2回目に電話したときに無事とれたので……。運がよかったです。

どんな検査なのか事前に結構不安だったので、この記事では検査の感想をさらっと書いておきます。内容は病院によるかもしれませんが、私が受けたケースでは以下の通りでした。

子宮・卵巣の超音波検査

経膣エコーでの子宮・卵巣の超音波検査がありました。

が、経膣エコーは膣を使った性行為の経験がないとできないのだそうです。

私は経験が無かったので、「お尻(肛門)から入れますね」と言われて戦々恐々としていたのですが、なんと痛くありませんでした。多少違和感があったくらいです。痛くないものなんですね……。

検査内容は異常無しでした。私は子宮奇形なのですが、その点は無関係だそうです。

乳房の検査

乳房の検査って何をするのかと思っていましたが、発達状況を目視するだけと言われました。

先生とかなり距離がある状態で一瞬お見せして終了でした。

血液検査

血液検査は試験管7本の血液を採りました。多いですね!

多かったので採血時間も長かったですが、他に特に困ることは無かったです。

検査費用

今回の検査費用は、約15,000円でした。保険適用されていました。

自費での検査になるケースもあるらしいですが、私の通院先ではならなかったです。

検査結果について

検査結果は、およそ3週間後に判明するそうです。

それを元に婦人科の先生が意見を書き、一人目の精神科医のところへ送ってくださるそうです。

なおホルモン検査などの詳細な情報は伝えられないそうなので、知りたければもう一度受診してくれと言われましたが、特に関心がなかったため受診しないことにしました。

2022/09/03追記:検査結果が出ました

今月の受診をしたところ、一人目の精神科医のクリニックに検査結果が届いていました。

婦人科的にも性別不合という結果になったそうです。異常がなかったのでしょう。

異常がなかったのはいいことなのですが、身体が間違いなく女性であるということなので、少々複雑ですね。

身体的治療について

もし性別不合と診断された場合の身体的治療について質問してみたところ、

  • 乳房切除手術は外科
  • 子宮・卵巣摘出手術は婦人科
  • 男性ホルモン投与は泌尿器科
  • 一人目の精神科医と相談して治療を進めることになる

と教えていただきました。乳房切除手術も婦人科かと思っていたので、意外でした。随分と科が跨がっているのですね……。

その他

予約の時間になっても呼ばれず、不安になって看護師さんに確認することになりました。

が、後で呼ばれたときに気付いたのですが、婦人科は突発的な手術(お産)が入りやすい科なのを忘れていました。(正確には産科ですが、兼任の先生が多いので)

今回、先生は手術が長引いてお忙しかったそうです。

婦人科受診の際は、時間の余裕を持ったほうがよさそうです。

まとめ

  • 婦人科の検査は、性分化疾患の可能性を調べるため必要だった
  • 超音波検査、目視の乳房検査、血液検査を受けた
  • 検査結果は一人目の精神科医の元に届く

あくまで私が通っている病院のケースですが、こんな感じでした。

似た状況にある方のご参考になりましたら嬉しいです。

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書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。性別不合(トランスジェンダー・FtM)でもあります。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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