去年の4月からジェンダークリニックに通い始めて1年半。婦人科と精神科2箇所目で「性別不合」と診断されました。
これで手術やホルモン療法に進める!
長い道のりでした。片道約6時間の旅をおよそ月1回、頑張って通い続けてよかったです。
通院先は新型コロナウイルスの感染拡大地域なのですが、通院中に感染することもありませんでした。気をつけていた甲斐がありました。
これまでにかかった費用
通院先は片道約6時間(高速バスの場合)。日帰りは一応可能なのですが、病院の予約時刻によっては宿泊も必要でした。
そのため、今までにかかった通院費用は通院にかかる旅行代込みで約21万円。うち医療費は約4万円です。医療費の約半分が婦人科の検査費用です。
21万円もあったら、かなり手術費用の足しになったのになあ……。
遠方への通院って大変ですね! なお、通院はまだまだ続きます。
これだけの時間と費用をかけて通ったことを後悔は全くしていませんが、費用負担はもっと軽く済むならそのほうが嬉しいです。当たり前ですよね。
『治療』はまずホルモン療法から
私の通院先(札幌医科大学附属病院のGIDクリニック)は、保険適用での手術が可能な病院なのですが、現在は保険適用で手術を行っていないそうです。ホルモン治療をしない人はいないため、先に手術をしようが事実上は併用となってしまうからのようです。
現時点で乳腺除去の手術費用が貯まっていない以上、ホルモン療法を受けながら手術費用を貯めて、のちのち手術を受けるほうが良いというのが私の出した結論です。
手術から先にすることにこだわり続けていたら、いつまでも声変わりができませんからね!
念願の声変わりがもうすぐそこです。「純男性みたいには変わりきらない」と言われることもありますが、それでも、今のままよりは絶対良いので。
というわけで、現在はホルモン療法を申請するための書類作りのために通院しています。
一回の診療時間が短めの病院なので、書類を作るためだけに数回通院することに……。
一回の通院費用や体力的負担を思うと、不満がないわけではありません。ですが日本全国で一番自宅から通いやすい病院なのは間違いないので、仕方がないんですね……。
「女」のまま一生を終えるのはそれより耐えがたいから……。
まとめ
- 婦人科と2箇所めの精神科医から「性別不合」の診断を得た
- 遠方のジェンダークリニックに1年半通院し、約21万円かかった
- 後悔はしていないが、もっと費用負担を軽く通院できたらしたかった
ホルモン療法を始めたら、また体験記を書きたいと思います。
声の変化の記録もつけたいのですが、なかなか音声で発信する気力が……。頑張ります。