「発達障害」とあまり言わない理由

自閉スペクトラム症関連
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私は自分のことを「発達障害だ」とはあまり言いません。それには理由があります。

私が12年ほど前の2007年ごろにアスペルガー症候群の診断を受けたとき、「ADHDの傾向はありませんね」と医師に断言されたのです。発達障害にはさまざまなものが含まれていますが、私は自閉スペクトラム症の特徴だけが強いという珍しいケースだそうです。

なお、当時はDSM-IVの時代だったので「発達障害のなかで最も特徴の強いものだけの診断名をつける」のが主流だったらしく、発達障害の複数の障害名がつくことは通常なかったそうです。ですが、私を診断してくださった医師は例外的に複数の傾向を見極める人でした。

自分で振り返ってもADHDの特徴はない

私はADHDあるあると言われる以下のような困難を持ち合わせていません。

  • ものがなくなる
  • 忘れ物が頻発する
  • やりかけて放置してそのまま忘れる

忘れ物はうっかりすることはありますが、基本的にはあまりしません。重要書類を忘れてきて途方に暮れるなどということもありませんし、大事なものを紛失してしまうこともありません。

用事を途中にしたまま忘れて放置してしまうこともないので、やりかけになっていた用事は時間がかかってもだいたい達成できます。(よほど苦手で困難なことだったら別ですが)

頭がゴチャゴチャになったり、集中力が途切れることがイヤだったり、ものごとを先送りしてしまうことはありますが、総じてADHDらしさは無いと思います。

それに加えて学習障害もないので、「発達障害者」と言うよりは「自閉スペクトラム症者」と言うほうがしっくりくるのです。

自閉スペクトラム症としては典型例(当時)

自閉スペクトラム症(当時、アスペルガー症候群)と診断されたとき、「典型的な例ですね」と言われました。女性で典型的な例は珍しいそうです。(私が女性なのかはさておき)

発達障害について学んでいた大学生の方には「教科書に書いてあることが服を着て歩いている」と言われたことがありました。そのくらい典型的な例だったそうです。

最近の私はコミュニケーション力をある程度身につけたので、いくらか典型例らしさが減ったのではないかと勝手に思っているのですが、真実は不明です。

まとめ:「発達障害」のほうがメジャーな言葉

発達障害の人の多くは複数の特徴を併せ持っているそうです。「自閉スペクトラム症だけ」「ADHDだけ」「学習障害だけ」という人は珍しいのだとか。なので「自閉スペクトラム症とADHDです」などと言うよりは「発達障害」と言うほうがしっくりくる人のほうが多いことでしょう。

「私はこういう微妙なところでも少数派なのか……」と思わずにはいられません。

理由があって自分のことを「自閉スペクトラム症」とだけ言っているのですが、「発達障害」のほうがメジャーな言葉なので、そう言うほうがわかりやすいのかなぁと思うことはときどきあります。悩みますね。

書いた人:
白崎やよい

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。30代です。肉体の性別に違和感がありFtXなのではと思っています。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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母から見た生育歴、母と私のすれ違いを解消した記録もあります。自閉スペクトラム症の子と定型発達の親のすれ違いが両方の視点から読める本です。

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