「アイスブレイク&ワークショップ」約4ヶ月前に購入しました。やっと読み終わりました……。考え抜かれた数々のワークショップに脱帽です。イイトコサガシの軌跡を感じる一冊です。
本書のよいところ
本書の良さは、なんといっても読みやすさでしょう! 各章の導入部はマンガになっており、文章だけでは内容や雰囲気が掴みにくい方も絵的に理解できるようになっています。
ワークショップの内容解説もイラストが多用されており、どのように行うワークショップなのかイメージしやすいです。
ワークショップが全40種とたくさん収録されているのも良いですね。一つ一つが深く練り込まれているワークショップをこんなにもたくさん生み出し、多数開催し、本にまでまとめる……まさに才能なんだなと思いました。これを1冊買っておけば、ワークショップのネタに困ることはない……?
本書の難点
本書の難点、それはワークショップを開催しようと思って読むとプレッシャーで潰れそうになる点です。私はそれで読み終わるのに4ヶ月かかりました。
読み始めて2週間くらいで疲れ果ててしまい、しばらく読めずにいましたが、それから「とにかく一度最後まで目を通そう!」と思ってざっと読むことに目標を変えて、4ヶ月かかってやっと読み終えました。
ですがさらっと読んだだけでは実施できるほど内容が頭に入らないんですね。
また本書ではジャンル別に複数のワークショップが掲載されていますが、ひとつのイベント内でどんな組み合わせでやったらいいのかは自分で模索するしかなさそうです。
各章から1~2個くらいずつかなあ……?
そのような点を含め、私にはこの本だけでファシリテーターになれるとはとても思えないのですが、一方で開催してみないとわからないことがたくさんあるだろうと思うのも事実です。
実際やってみて思うことは、事前に感じているプレッシャーほど苦痛じゃないんだよね。
失敗してもOKな仲間うちで練習しながらファシリテーターができるようになっていきたい本です。ファシリテーター複数名で交代しながら実施するのもいいかもしれませんね。
まとめ
- 多数のワークショップが掲載されている
- マンガとイラストで読みやすく、雰囲気を掴みやすく書かれている
- 実施しようと思ったら相当大変そう
自分が開くイベントにも、いつかこの本のワークショップをいくつか取り入れられたらなぁと思います。オンラインでできるものもあるかどうか探してみたいですね。理想はオフライン開催なんでしょうけれども。