リラックス下手な発達障害者の救世主!「寝たまんまヨガ」CDブックを買ってみた

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書籍紹介
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興奮状態から抜けづらい発達障害者の救世主・寝たまんまヨガ。アプリが配信停止してしまい(当時)途方に暮れて、対策を探した末、CDブックを中古で買いました。今回はその感想です。

寝たまんまヨガは現在は新しいアプリが配信されています。

CDブックはヨガニドラーの解説と付属CDつき

本にはヨガニドラー(ヨガニードラ)の解説がついています。なかにはサンカルパの解説や、寝たまんまヨガの音声の最後の方に入っている謎の呪文の解説などもあり、よくわからないまま聴いていたものを詳しく知ることができたのはとても良かったです!

「古い考えを消化して手放す」という考え方もとても良いと感じました。自閉スペクトラム症を含む発達障害の人たちは、物事を忘れることが下手で昔のことにこだわり続けてしまうという説があります。単に納得がいかなくて消化できないだけではないかと思うのですが、それはともかくとして「思考の消化をして古い考えを手放していく」という瞑想を意識するのは精神安定に良いかもしれませんね。

白崎
白崎

納得がいかないことって誰でも後々までくどくど言うよね。納得がいかない理由が他の人に理解しづらいだけで、「納得できないから消化もできない」ってだけだと思うんだけどなあ。

「怒りは自分で選択できる」という部分も興味深かったです。アドラー心理学でも「怒る人は怒りたいから怒っている」という話がありましたね。個人的にアドラー心理学は(あまり真面目に学んでいませんが)とても好きなので、近しい発想を見ると嬉しくなります。

CDブックの音声は寝落ちの友

アプリの「寝たまんまヨガ」がなくなって数日困ったのですが、この本が来てからはすっきり寝落ちできます。他の瞑想アプリとは全然違う、確実にリラックスできる内容なところが本当に良い……。

以前他の人にも教えてもらったのですが、「体に緊張を作ってから力を抜くとリラックスできる」というのは定番の説だそうです。全身に力を込めて伸びをして、ふっと力を抜くとそれだけで眠れるという人もいます。1回じゃ無理でも3回、5回と繰り返すと眠れるのだとか。全身に力をみなぎらせて隅々まで張らせるというのがポイントのようです。

私はそれを知っていても自力で上手くできないのですが、「寝たまんまヨガ」の音声を聴いて従っているといつの間にか寝ているので、重宝しています。

発達障害者はリラックスが苦手?

発達障害者……というより自閉スペクトラム症者は交感神経が常に優位という話が「きらり。」で出ていましたが、私もその実感は強いです。リラックスして自然に眠くなることがほとんどないんですよね。自然に眠くなることはありますが、疲労の極致のときですかね……。それにすぐ目が冴えてしまいますし。

私は不眠傾向が強いので、疲労が強かったときほど早朝覚醒もするので、本当にリラックスできる時間が少ないのです。

「何もしないぼんやり自由な時間」というのが私にとっては苦通な時間なので、いつも何かを一生懸命やってしまいます。そのため、リラックスも腰を据えて「今からリラックスするぞ!」と取り組む必要があります。そういうときに「寝たまんまヨガ」の音声を聴くと積極的に強いリラックスができるので非常に良いのです!

白崎
白崎

思えば休憩時間の過ごし方が「『横になって目を閉じてストレッチする』というノルマを達成するという休憩方法だわ……。そうでなきゃ調べ物に没頭していたら休憩時間が終わったりする。

まとめ:リラックスが下手な人に「寝たまんまヨガ」!

リラックスが下手な方には「寝たまんまヨガ」は非常におすすめです。

アプリの原点となったCDもあります。

無料から始めたい方はYouTubeのアプリのお試し音声からどうぞ! 体を緊張させて力を抜くリラックス方法を全身試せます。本来はそのあと瞑想がありますが、YouTubeのお試し版はリラクゼーションのみです。

余談:アドラー心理学について

アドラー心理学は近年流行している心理学で、「本人の望む行動を無意識に選択している」という発想が含まれています。アドラー心理学式では、

  • 些細なことで怒ってしまうのは「怒りたいと常々思っていて、怒るきっかけを探しているから」
  • イヤな思い出を忘れられないのは「忘れたくないとどこかで思っているから」
  • 何をやっても成功できないのは「成功したくないとどこかで思っているから」

という風に解釈されます。

それが正しいか正しくないかはさておき、私の考え方には合って好きです。と言いつつあまり本を読んだりはしていないのですが……。

アドラー心理学についてさらっと軽く学びたい方はゆうきゆう先生のサイトや本がおすすめです。

ほかにもいろんな本が出ていますね。これかわいいな……。

堅苦しいタイプの本がお好きな方にはそういう本も多数出ています。興味がおありの方はぜひどうぞ。

書籍紹介
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書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。性別不合(トランスジェンダー・FtM)でもあります。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です!

母との共著の本「アスペルガーだからこそ私は私―発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々」生活書院様より発売中です。
以前書いていたブログ「他者と私とアスペルガー症候群」の記事を抜粋し読みやすく書き改めたもので、6年近い自己分析の集大成です。
母から見た生育歴、母と私のすれ違いを解消した記録もあります。自閉スペクトラム症の子と定型発達の親のすれ違いが両方の視点から読める本です。

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