目標金額の214%を集めて成立した中学生社長のクラウドファンディングで、リターンの感覚過敏バッジが到着しました。
私が入手したのは音・光の2つです。
音のマスコットはウサギ。バッジでは音に苦しんでいる絵ですが、感覚過敏研究所にはイヤーマフをつけたイラストもあります。耳が全く守られていないのが気になります。
光はネコ。「苦手な光があります」っていい表現ですね……。私は日光は平気だしなあ。
そのほかにも嗅覚・触覚・味覚の五感が揃っております。詳しくはクラウドファンディングのページをご覧ください。
開封してカバンに装着
バッジの袋は下から開けられるようになっています。親切~! ホチキスのついた紙を外すのが私は好きじゃないので、とても嬉しいポイントでした。
ヘルプマークのベルトを安全ピンで挟んでみましたが、ずり落ちてきてしまいます。ベルト2本挟めば落ちないかもしれませんが、ちょっとキツくて耐久度が不安でした。
なのでストラップにすることに。
「ストラップにできる」とは言われていましたが、どうすればいいのかよくわからなかったので、スタンドを180度開いてスタンドの穴にストラップ金具をつけました。
かわいい。かわいいけど……ただのかわいいマスコットに見えないだろうか。
普及には課題がたくさんありそう
画面表示でイラストを見ているときにはあまり気にならなかったのですが、缶バッジになってみると、白抜き文字の視認性が悪いと感じます。
細くていいので黒などで縁取りがあったらずいぶん違ったかも。
またイラストはかわいいのですが、過敏の内容を表している絵ではないため、パッと見ただけではただのかわいいマスコットにしか見えないのではと思います。
文字の視認性があまりよくないのと相まって、現時点ではわかりづらいマークだと感じます。
私は普及してほしいのでつけて歩きますが、「知っている人しかわからない」では普及にかなり時間がかかるように思います。
「見た感じでなんとなく意味がわかる」ピクトグラムだったらもう少し普及しやすいかもと思いました。
ただ社長には可愛らしいマスコットで表現する意図があるようなので、頑張ってほしいですね。今後関連グッズがいろいろ出てきたら、また話は違ってくると思います。
例えば嗅覚過敏対策のマスクに感覚過敏キャラクターのぞうさん(嗅覚)がプリントしてあるとか、視覚過敏対策のメガネに感覚過敏キャラクターのネコがプリントしてあるとか。触覚過敏の人たちでも使える肌着やブランケットに触覚過敏キャラクターのハリネズミくんがプリントされているとか。感覚過敏キャラクターのうさぎさん印のイヤーマフなんかも面白そうです。
今後の展開に期待ですね!
「あれをつけている人は感覚過敏がある人!」とスムーズに認識してもらえる世の中になったら嬉しいです。
当事者目線の感覚過敏研究所
感覚過敏があるとマスクがつけられない、オンライン会議がつらいなど、独特の悩みがあります。それを知ってもらおうとする活動が感覚過敏研究所では盛んです。
今後も次々いろいろな情報が出てくるものと思います。
感覚過敏コミュニティー「かびんの森」も活発に活動しています。私も参加していますが、積極的な取り組みが盛んで大変興味深いです。想像もしなかったような過敏性を持っている人もいます。
今後も活動を見守りながら、可能な範囲で感覚過敏研究所を応援していきたいです。