世界自閉症啓発デー in Hakodate イベント感想(1)公開凸凹座談会

自閉スペクトラム症
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毎年4月2日は世界自閉症啓発デー! 北海道南部のまち函館では何年か前から自閉症啓発デーイベントを行っており、年々大規模になってきています。

が、今回は新型コロナウイルスの影響でイベントの大部分が中止。実行を決めた一部のイベントのなかに、急遽オンライン配信になったものがありました。

それが公開凸凹座談会「障がいを生きる。楽しく生きる。」です。

京都発の発達障がい専門誌「きらり。」の編集長・朝倉美保さんと、同誌ライター・美濃羽まゆみさん、道南の障害者支援機関で相談員をされていた道下康子さんの3人の座談会です。

「きらり。」はとても有意義な雑誌なので、今回の座談会も楽しみにしていました。中止にならなくてよかったです!

美濃羽さんのお話の感想

  • 「(自分の子に発達障害の)診断がつくと、わかった気になるんじゃないか」
  • 「子どもは自分の所有物じゃない」
  • 「子どものしたいことを評価せずに叶えてあげたい」

など「世の中の親御さんたちに聞いてほしい」と思うようなお言葉の数々に心を打たれました。

「評価せずに」というのは「くだらない」「ばかばかしい」などのようですが、「いいね」ももしかしたらしないのかもしれません。「いい」があるということは、「悪い」もあるということですしね。くだらないと思っても言わないようにしたいとのこと。我が子であっても「価値観の違う相手だ」と尊重する姿勢に感動です。

確かに他人にだったら「そんなくだらないことやって」なんて言いませんよね。失礼ですし。でも、自分の子には言える。なぜなんでしょう。

美濃羽さんや道下さんのお話を聞きながら、

白崎
白崎

発達障害者って、定型発達の親から見ると、「接するのに負担がかかる相手」なのかなぁ。

と思ってツイートしたのですが、それを聞いた美濃羽さんが「負担というより、違う文化の人と暮らしているという感覚」補足コメントをしてくださって、それを聞いているうちに、

白崎
白崎

そういえば、自分から見た定型発達の親も「接するのに負担がかかる相手」だわ。お互いさまなんだ。

と思って、なんだかスッと腑に落ちました。

なんだか自分の中には「自分が負担を感じるのはいいけど、相手に負担をかけるのはよくない」という謎の思い込みがあるようです。「お互いさまで、フェアな状況だから、これでいい」と思えたのは収穫でした。

朝倉さんのお話の感想

朝倉さんと私の人生においてたどりついた生き方・価値観は、どうもちょっと似ている気がして、共感できる部分がたくさんあります。ほとんど全部といってもいいくらいです。

なかでも「『わたしらしさ』を大切にする」「わたしらしく、あなたらしく」というスライドは全部人生の標語にしたいくらいだったので、スクリーンショットを撮ってパソコンの壁紙にしました。

また朝倉さんは30歳ごろから人生が楽になり始めたようなのですが、私もうつ病が治ってきて人生が楽になり始めたのがその頃からです。「30を過ぎると人生は少し楽になる」とはよく聞く言葉のように思います。そういう節目なのでしょうか。

それと朝倉さんは「働きたい」という意欲がとても高かったようなのですが、私もそうでした。初めて就職したときから、働いて給料を得られることがとてつもない喜びでした。この「勤労意欲」はどこから来るのかがとても不思議なんです。やはり固定観念から来るのでしょうか? 「おとなになったら仕事をしてお金を稼ぐのが当たり前」という。

私は発達障害者は「ものすごく思い込みや偏見の強い人」だと個人的に思っています。その思い込みで自分や他人を苦しめる。その中のひとつに「自分の価値観と自分が現実にできることのギャップ」があるんじゃないかと思うんですよ。「何歳になったら月収〇万円ぐらい稼げて当然。それができないのは俺が無能だからだ」みたいな。

朝倉さんは「できないことは誰かや何かに頼る」「まわりやみんなを気にしない」と割り切りをしていて、それが素晴らしいと思うのです。

そしてとても共感できるのは「障害者だから助けてもらう」ではなく「助け合う」と言っていること。私も同じ思いです。

お話を聴けてよかった。また聞く機会があればいいなと思います。

今後の世界自閉症啓発デー in HAKODATE

函館の世界自閉症啓発デーイベントは、4月2日には五稜郭タワーライトアップを配信するそうです。

白崎
白崎

うーん、でもライトアップは見に行きたいなあ……。配信のあと見に行こうかなあ……。

4月4日は中島れんばいふれあいセンターさんで開催する「お話聴きますカフェ」に参加します。詳しくは以下の記事をご覧ください。

「第7回自閉症啓発デー・アート展」に作品を応募しました

毎年気になっていたアート展に、初めて作品を出しました。「自閉症短歌集」です。今日搬入してきたので、展示が始まったらぜひご覧ください。

私も見に行きたい。

4月2日はZoomも共催します!

札幌にお住まいのフリーランスのイラストレーター・うたりさん(発達障害者)がZoomを主催されます。共催として参加します。遊びに来てくださいね!

まとめ

  • 「公開凸凹座談会」は共感できる部分がたくさんあり、目からウロコもぽろぽろ。聞けてよかった。
  • 函館の世界自閉症啓発デーイベントは今後も続きます。
  • 「第7回自閉症啓発デー・アート展」に作品を出しました。
  • 4月2日はZoom共催します。
  • 4月4日は世界自閉症啓発デー in Hakodateで「お話聴きますカフェ」というイベントに参加します。

この時期は毎年、1年で一番忙しい1週間な気がします……。エネルギー切れを起こさないよう、休憩を心がけます!

自閉スペクトラム症
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書いた人:
白崎矢宵(やよい)

発達障害、特に自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)と診断されています。30代半ばです。肉体の性別に違和感がありFtMだと思っています。道具やサービスを使って自分の生活を改善しながら、気になった情報を雑多に発信しています。著書「アスペルガーだからこそ私は私」発売中です。

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以前書いていたブログ「他者と私とアスペルガー症候群」の記事を抜粋し読みやすく書き改めたもので、6年近い自己分析の集大成です。
母から見た生育歴、母と私のすれ違いを解消した記録もあります。自閉スペクトラム症の子と定型発達の親のすれ違いが両方の視点から読める本です。

私は私にだけなれる
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